私は何よりも雷が大の苦手であります。
もういい大人ではありますが小さい頃から苦手でした。
稲光が遠くに見えてくるだけでソワソワしてきて、ゴロゴロと音が聞こえてくると心拍数が上がり冷や汗がジワっと出てきます。
雷の何が怖いかというと突然、
「ドン!ゴロゴロー」
と落ちるその音にビクッとしてしまうことが怖いのです。
どーいうことかと言いますと雷は光ってから落ちるまでの秒数で雷雲と自分がいる位置の距離感が分かるらしいです。
落雷地点までの距離は
光ってから音がなるまでの時間(秒)✖ 340m
つまり、光ってから3秒後に音が鳴った場合は、340m×3秒=1020mで、そこから約1kmの所に雷が落ちているということになります。
そのことを幼い頃、教えてもらった私は雷が鳴りはじめると、光ってから音が鳴るまでの秒数を毎回数えるようになりました。
1、2、3、・・・10秒、、ゴロゴロ。
「10秒ということは3km先だからまだ大丈夫だな。」
3km先になると雷も大して大きな音ではありませんので、ビクッともせずまだまだ安心できるのです。
突然鳴る大きな音が苦手な私は、毎回秒数を数え、落ちるまでの秒数が短くなる(雷の距離が近づく)と耳栓を装着し、さらにその上から両手で耳を塞ぎこみ、いつ真近くに落ちるか分からない凄まじい音に備えビクビクしながら、ただただ雷が通り過ぎでいくのを祈るのでした。
そんなある日、空をまたたくまに雷雲が覆い始め遠くから小さなゴロゴロが聞こえはじめ緊張と不安で手汗マックス状態です。
何度も雷は鳴り響くもまだ遠くに聴こえる小さな音、数十分ほどたち少し音が大きくなるも、雷が鳴るまでの時間は10秒あるしまだまだ安心、もしかしたらこれ以上近づかないかもな。
そんな少しの安堵感に包まれ緊張でガチガチの筋肉を緩めほっとした瞬間。
ピカッ!ドン!!!!
今まで聴いたことないような凄まじい音が鳴り響きました。
当時3階建てのビルの3階に住んでいたのですが、そのビルを揺らすほどの音でした。
雷がビルに落ちたのです。その時の衝撃はいまでも忘れることなく、その経験が私を雷恐怖症にさせたと思います。
ここから、秒数と距離の関係などなんの安心感も与えてくれないんだと気付きました。
完全に甘かった、雷雲は絶えず動いているしそのスピードも毎回一定ではない、それに雷雲の大きさも違うだろうし、いつ落ちるか分からない雷はすでに頭上で待機していた状態で、それが落ちる前にたまたま3km先に落ちただけだった。
この経験から雷が光りだすと、いつドン!っと頭上に落ちるほどの大きな音が鳴るかも分からないという恐怖感に完全に支配されるため、耳を塞いで立たずむこと以外何もできなくなります。
これが1人のときは構わず耳を塞げるのでよいですが他の人といるときは大の大人がそんな情けない姿を見せられる訳ないと、全身汗だくになりながら平常心を装おうと毎回必死なのです。
本当にこれだけは何年経っても克服できません。
でも少し違うのは、音が鳴るタイミングさえ分かれば意外とどーってことないのです(笑)
いつドンと大きな音が鳴るか(ビクッとなるか)が分からない状況がとても恐怖であって、もし、雷が光ってから落ちるまでに、5、4、3、2、1、ドンっとカウントされるものであればこれほど恐怖は感じないでしょう。
この恐怖症分かってくれる人いないですかねー?
ちなみに、パチスロとかたまに打つんですが、大人気のジャグラーという機種に大当たりを引くと突然「ガコッ!」と音が鳴る機種があります。
雷に比べりゃアリンコみたいな音ですがそれすら、いつ音が鳴るかも知れない「ビクッとなる」恐怖で1度打ったっきり2度と打つことができなくなりました。
重症ですよねー。
自律神経失調症が引き起こした音恐怖
でもこの「恐怖症」が自律神経失調症によって引き起こされたものではないかと私は考えています。
何故そう考えるようになったのか?
これは私が自律神経失調症を発症してからこの「音恐怖」を感じるようになったと記憶しているからです。
私は自律神経の中の「交感神経」が正常に働きません。
健康な人であれば朝から夕方の活動時にはこの交感神経がうまく働き、心拍数を上げ、程よい緊張感を与え、人を活動的にさせるのですが私はこの「交感神経」がうまく機能しないため、基本いつもお疲れモードで、やる気・集中力・体力がどれもなく日中はずーと気だるく眠い感じです。
話を戻しますが、この交感神経が上手く働いていないことと「音に敏感」というのが何かしら関係しているのだと私は思っています。
医学的根拠などのデータは見つかりませんでしたが、ネットで同じような悩みの人が数名いらっしゃったので極めて稀な症状かもしれませんが関係していると思っています。
もしかしたら逆に雷にビビりすぎて、交感神経が過剰に働きすぎた状態が慢性化して自律神経失調症を発症したのかもしれません。
あとは、ドーパミンやセロトニン不足といった脳内分泌物の影響も考えられます。
または私の性格そのものが原因なのかもしれません。
元の性格を含め現在の自分の性格で特徴的なところを抜き出すと
- 1度「ドキッ」としたものごとに対してすぐトラウマになりビビりまくる。(雷・静電気・ゲーム音・ペットボトルの放置音←たまに放置時、ベコ!ってなる音)
- 疲れやすい、常に眠い
- 話すことが苦手(たまに吃るし、話しながら文章の構成をするのが下手)
- 大勢やガヤガヤした雰囲気が苦手
- 人の反応が気になる
- ものごとに対しての執着心がない(てか関心がない)
- 他人に興味がない
- 自尊心が低い
- 全てが面倒くさく感じる
まぁこんな感じですかねー。
自律神経失調症でこうなったのか、そもそもの性格がそうさせたのか、すでに分からない状態ではありますが1つずつでも改善できるように日々頑張っていきたいと思います。
もし同じような悩みをもっている方がいらっしゃったら是非悩みを打ち明けたいですね。
ではここまで読んでいただきありがとうございました。