特に理由はないけれど、なんとなく怠い、やる気が出ない、頭が重い・・・原因不明の体調不良には自律神経の乱れが大きく関わっている可能性があります。
日常のストレスや生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが壊れ正常に働かない症状を自律神経失調症と言います。
自律神経失調症を発症すると様々な症状が現れ、日常生活に支障をきたす恐れもあるためすぐ改善に取り組む必要があります。
4つある自律神経のタイプの中から自分に当てはまるタイプを知りそれぞれの改善方法に努めましょう
あなたはどのタイプ?自律神経の4つのタイプを紹介
自律神経を整えるためには自分の自律神経のタイプに適した方法を取り入れるのが効果的です。
まずは自分の自律神経のタイプを知りましょう。
自律神経4タイプを知ろう
A・B・C・Dの4つのタイプの中でどの項目に自分が当てはまるものが多いかチェックしてみましょう。
一番当てはまる項目が多いものがのがあなたの自律神経のタイプです。
A.「いきいき能力発揮タイプ」:交感神経と副交感神経が両方とも高い
- 何事にもやりがいを感じるし、自分には成果や結果を出せる力があると感じる。
- 食事の時間になると空腹を感じ、いつも食事がおいしい。
- もう何年もの間体重の変動があまりない
- 夜はストンと眠ることができる。
- 一晩寝れば疲れがリセットできる。
- 冷えを感じることはない。
B.「がんばりすぎタイプ」:交感神経が高く、副交感神経が低い
- 仕事や家事、人間関係のストレスで一日中イライラ、ピリピリしている。
- 失敗することを考えると不安になるので、集中して物事に取り組んでいる。
- 胃もたれや胸やけすることが多い。
- 風邪をひきやすい。
- 夜、布団に入ってもなかなか寝付けない。
- 入浴後も、少し経つと手足が冷えてしまう。
C.「のんびりタイプ」:交感神経が低くて副交感神経が高い
- 何をやるにも億劫でやる気が起きない。
- 集中力が続かず考えがまとまらない。
- 食べてもすぐにお腹が空いてしまう。
- 夜しっかり眠ったはずなのに昼間眠くなることがある。
- 疲れるとすぐ眠くなり、日中だるいことが多い。
- 冷えは感じないが、ポカポカして眠くなることが多い。
D.「ぐったり無気力タイプ」:交感神経と副交感神経が両方とも低い
- やる気や覇気が感じられず、いつもぐったりしている。
- 身体がついていかず、仕事がままならない。
- 漠然とした不安を感じている。いつも憂鬱感が抜けない。
- 食欲がないor食べるのがやめられない。
- 寝つきが悪くて、眠りも浅く、途中で起きることもある。
- 手足が冷えて眠れない。顔色も悪い。
結果
私が一番思い当たる項目が多かったのはCの「のんびりタイプ」でした。
確かに私は手足多感症にかかり胸部交感神経遮断術という手術を受けているため、その副作用でか交感神経の働きが弱くなりました。
そのおかげで、体がいつもぐったりで眠いという症状に今でも悩まされています。
手の多汗症は改善されて(足はあまり改善されませんでした)人との握手や彼女と手を繋ぐということにも余計な心配をしなくてすみそれはよかったと思っています。
でも交感神経の働きが弱いというのは日常生活でも様々な弊害をきたします。
そこで次にA~Dのタイプの対策改善法を紹介します。
特徴と改善
「いきいき能力発揮タイプ」の特徴・対策
特徴:4タイプの中でもこのタイプは最もベストな状態です。とくに問題はありませんのでこのままキープできるように努めましょう。
対策:このままの状態を維持できるように今まで通りの規則正しい生活を送るようにして下さい。
B.「がんばりすぎタイプ」の特徴・対策
特徴:交感神経の働きが強いため車で例えるならアクセルを踏み続けている状態です。
この状態が続くと血流も悪くなり免疫力も低下するため風邪を引きやすくなります。
仕事はバリバリこなせるけれどいつも風邪や体調不良を起こしているという人はこのタイプが多いです。
対策:一日の中に数回、リラックスする時間を設けることが必要です。
腹式呼吸で呼吸を整えストレッチなどをして血流をよくしましょう。
コーヒーやエナジードリンクなどカフェインが多く含まれているものは交感神経を刺激するため控えるようにして、ハーブティーやノンカフェインのコーヒーでリラックスできるようにしてください。
寝る前のアロマや瞑想もおすすめです。
「のんびりタイプ」の特徴・対策
特徴:このタイプは日中の活動時に体がだるくなり思うように仕事に集中できないタイプの人が多いです。
また、昼間の眠気が強く、そのせいで注意散漫で不意なミスを起こしがちになります。
対策:交感神経を高めるような行動をしましょう。
おすすめは、少しきつめのストレッチ、胸式呼吸、また入浴時に冷たい水を手足にかけることもおすすめします。
※カフェイン入りの飲み物で無理やり交感神経を上げようとするのはその後の反動で余計に怠くなるのでおすすめしません。
「ぐったり無気力タイプ」の特徴・対策
特徴:車でいうアクセル・ブレーキが共に効かなくなった状態でとても危険です。
このタイプは無気力で、鬱病などを発症しやすくなるので一番注意が必要なタイプでもあります。
対策:一度、専門医に診察してもらい正しい対策をした方が良いでしょう。
深呼吸や運動はどのタイプでも万能に効果を発揮するのでまず規則正しい生活を送りながら朝や寝る前などに取り入れてみてください。
まとめ
自分の自律神経のタイプを知ることでどのような対策をしたら良いのかが明確に分かるようになります。
自分は交感神経の働きが弱いタイプですので、朝はストレッチを少しきつめにして体の芯から刺激して交感神経を働かせるようにしています!
あと悪いと思ったものを完全に止めるというよりかは、少しずつ減らしていくということが大事だと思いました。
私にとっての悪いものは、カフェイン、アルコール、とあと物事を深く考えすぎてしまうことです。
「人生なるようにしかならない」という言葉は人にとって大切な教えでもあります。
あまり理想ばかり思い描いてしまうと、それに反する現実に打ちひしがれた時に、もう立ち上がれなくなってしまう恐れもあります。
まずは少しの努力で達成可能な小さな目標を1つずつこなしていき、達成するたびに自分を褒めてあげることが大切です。
鬱になりやすい人ほど「自尊心」が少ないという報告もあるため、まずは自分自身を大切にする世に努めていくことが何よりも大事なことだと思います。