日本の伝統的な飲み物の1つ「緑茶」
緑茶にはカフェインが含まれており飲むと目が覚めて頭がシャキッとし、1日を元気にスタートすることができます。
ただしこの緑茶に含まれるカフェインは就寝前に飲むと眠れなくなるので困りものですよね。
しかし一方でその「緑茶」に安眠効果があるということも分かってきています。
どういうことでしょうか?
今回はその理由を解明していきたいと思います。
緑茶の安眠効果
緑茶には覚醒効果と安眠効果がある
一見矛盾していますが、どーいうことかと言いますと、実はお茶を淹(い)れる温度でカフェインの抽出量というのは変わってくるのです。
普通お茶はお湯で淹れます。その時80度以上の熱いお湯で淹れると、苦み成分のカフェインが多く抽出されます。
カフェインには、眠気を覚まして、集中力を高める効果がありますので、朝に飲むお茶は高めの温度のお湯で淹れるといいでしょう。
しかし寝る前に飲むには不向きです。
カフェインは、飲用後20~30分で脳を覚醒させるので、寝入りばなの、ちょうど深い睡眠に入ったときに、脳が目覚めてしますのです。
しかし、同じ緑茶でも、熱いお湯ではなく水で淹れると、カフェインの抽出量が半分以下になります。
カフェインは低温では抽出されにくいからです。
一方、緑茶の旨み成分であるテアニンは、水にもよく溶け出します。
つまり、水出し緑茶は、カフェインが少なく、テアニンが多い飲み物になるわけです。
カフェインとテアニンの効能
成分 | 効能 |
カフェイン | 覚醒作用 |
持久力増加 | |
二日酔い防止 | |
利尿作用 | |
テアニン | リラックス作用(α波出現) |
神経細胞保護作用 | |
ストレスの緩和 | |
睡眠の質の向上 |
テアニンの効能
緑茶を飲むとホッとしたり、気持ちが落ち着いたりする経験は誰しも一度はあると思います。
テアニンを摂取すると、内臓や血管を休息モードに調整する副交感神経の活性度が上がり、脳がリラックスしていることを示すα波という脳波が出現することがわかっています。
また、テアニンがストレスを緩和したり、睡眠の質を向上させたり、脳神経細胞を保護したりするという報告もあるようです。
そこでテアニンを効果的に摂取する方法としておススメなのが水出し緑茶になります。
緑茶を水で淹れると、眠気を覚ますカフェインの抽出が抑えられ、快眠効果のあるテアニンが多くなります。
水出し緑茶の作り方
水出し緑茶の作り方はとても簡単です。
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1緑茶の葉をティーバッグに詰める
茶葉の量は、水1ℓに対し10~15gが目安です。
市販の水出し用緑茶を使ってもいいですし、茶葉をそのままポットに入れて茶こしで越しても良いです。
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2ポットに緑茶と水を入れる
色が出るまで数時間おきます。
味見して好みの時間に調整してください。
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3コップ一杯を飲む
就寝する20分前くらいにコップ1杯を飲みます。
水は水道水より浄水器で塩素を取り除いたものの方が緑茶本来の香りを楽しめます。
テアニンが効果を発揮し始めるのは、飲んでから約20分後です。
それを考慮して、就寝前20分前に飲むのがおススメです。
眠くなるタイミングを逃さないことも、スムーズな入眠の重要なポイントになります。
カテキン摂取で免疫力アップ
緑茶といったら「カテキン」というほど多く含まれる成分ですが、このカテキンにはあらゆる効能があります。
カテキンの効能
- 血中コレステロールの低下
- 体脂肪低下
- がん予防
- 抗酸化作用
- 虫歯予防、抗菌作用
- 血圧上昇抑制
- 血糖上昇抑制
- 口臭予防
水出し緑茶には睡眠の質を上げながら免疫力をアップするというとても嬉しい効果が期待できます。
水出し緑茶の効果を検証してみた
実際試してみることが一番です。
では早速試してみたのでその効果を発表致します。
まず、市販されてる水出し用緑茶でパパっと緑茶を作りました。
今日は仕事疲れで早めの21時就寝予定ですので就寝20分前の20時40分に飲みました。
さて就寝、おやすみなさい♪
おはようございます!
感想は!?
ん~よく眠れたようなあまり変わらないようなwww
ちょっとこの検証に構えてて緊張していた部分もあるのかもしれません(笑)
効果としては良く分かりませんでした。
でもこれは実証されている根拠があるものですし何より継続することが大事だと思っています。
気になる方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。