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読むだけで自律神経が整う名医の言葉②
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前回は3章、4章の内容と感想でした。今回は最後の5章、6章についてです。
5章 ゆるぎない体をつくる
この章では、普段の行動をきれいに美しく保つことの重要性が記されています。
「行動」とは姿勢や歩き方であり、洋服や靴などの身の回りの整理でありまた、時間を大事に考え行動するということです。
常に姿勢を良く、意識することで気道がまっすぐになって呼吸が深くなります。
今日出かける時に着る服や靴が汚れていたり、整理できてなくごちゃごちゃしたクローゼットの中から探していると、それだけでストレスとなりその日の自律神経は乱れたままのスタートとなります。
時間に余裕がないとなにか不意打ちを食らった時に思うようなパフォーマンスが発揮できず、事態にうまく対処できなくなります。
これらのことから普段の「行動」に対する意識は自律神経を乱さないために、その日を快適に過ごすため、自律神経をきちんとコントロールするためにもとても重要なことと言えます。
「考える力」をつけるには、1日10分、徹底的に考える
いつも仕事がはかどらず時間ばかりがもくもくと過ぎていくと感じている人は、ずばり「考える力」が不足しているといえます。
考える力をつけるためには、日頃から何かに対して10分間でもよいので徹底的に考えぬくということが効果的です。
例えば何か好きな音楽があれば、何故それが自分にとって素晴らしいのか、その音楽のどこに惹かれているのかなど、過去に起こったできごとや思い出を起点にすると考えやすいでしょう。
6章 もっと輝かしい人生へ
思い立ったら、すぐにはじめる。
今の自分から「新しい自分」へと変えるためには、「思い立ったら、すぐにはじめる」ということが大事です。
行動すれば人は変わります!しかし「いつかやろう」 と思っていても残念ながらその日はこないことが多いです。
昔、「明日やろうはバカやろう」って言葉がテレビから流れてきたことを思い出しましたが一見、しょーもないダジャレのようで、実は本性は怠慢である人の真理をついた非常にウイットの効いた言葉だったと思い出して感じました。
小さな習慣を積み重ねていくことが大事
いきなりスケールのでかい、またハードルの高いことをやり始めても長続きはしないでしょう。
まずは一日の中で、小さな良い習慣を取り入れてみてください。
自分は毎日起きたらストレッチをすることを習慣としています。
なんだ、たったそんなことかぁ、と思うかもしれませんがストレッチを毎朝行うことでその日の仕事のパフォーマンスがぐんと上がっているのを実感しています。
ストレッチで筋肉を収縮させ血液の循環を良くすることで自律神経も整い、身体が軽くなります。そうすると”やる気 集中力 活力”が芽生えそれが仕事に活きるということです。
自律神経が理想的になると、たとえ60代であっても、30代を超えるパフォーマンスを引き出すことも十分に可能だそうです。
今までなんの変哲もなかった1日を”充実した1日”に変えてくれるもの、それが「小さな良い習慣」のパワーです。
人生にムダなことなどない
これを聞いてどう思いましたか?
私は最初この一節を読んだとき、自分の人生は無駄なことばかりしてきた、後悔だらけだ・・と瞬時に思いました。
しかしこの本には、”ムダがあったからこそいまがある”「人生にムダなことなどない」と書かれており、たしかに今私が「新しい自分に変わろう」と思っているのは過去のムダ、失敗があったからです。
過去のムダというのは実は大したことなくて、本当に大事なのは今、自分が変わろうと思っていることだと強く思いました。
「自分が輝ける場所」を探し続け、少しでも近づいていこう
TVを見るたびに、様々なジャンルで活躍されている芸能人や著名人を見て、とても輝いていて羨ましいなぁ、といつも思います。
もちろん全てが順調なわけではなく、様々な困難や苦難を乗り越えてその姿があるわけですが、やはり自分が輝ける場所を見つけている人はとても羨ましく感じます。
そしてこの本がその輝ける場所を探す方法を教えてくれました。それは
つねに純粋であることです。
本当に自分がやりたいことを見つけたら、ただひたすら純粋にそれに向かって近づこうとすることです。
周りの目も環境も関係なくひたすら自分を信じて追いかけることです。
ゆっくりでもいいから、目標を意識・設定してそれに向かって生きていこう
日々をただ無目標に漠然と生きていくことは自律神経の働きを弱める原因となります。
そういう生き方をしていると、交感神経も副交感神経も働きが弱まり「なにをする気も起らない」という状態に陥ります。
まさに私はその「何もする気も起らない」という両方の自律神経が弱まった状態でした。
それを解決するには、とりあえず何でもいいので目標を設定してみるということです。
私が立てた目標は「一週間に1冊は本を読む」ということでした。
もともと本をあまり読むほうではなく最初は慣れない活字がスッと頭に入ってこなくて苦戦しましたが、毎日読み続けているうちに活字に慣れてきて読むペースも早くなり、一冊の本を読み終えた後の爽快感は何とも気持ちいい感覚を味わうことができます。
まずは小さな目標からでいいと思います。目標をもつということが大事で、このように目標を意識した生き方に少しずつシフトしていくと、やがて単位の目標から人生の目標まで、自然に考えられるようになっていくということです。
最初は「ゆっくりはじめる」ことが大切です。
人生を良い方向へ変えていくことに、遅すぎるということはありません。
何かをはじめようと思ったときによく私はこう思います。
「この年齢からじゃ遅すぎるかぁ」
「もっと若い頃に始めとけばよかった」
しかし、これらはやらない言い訳にすぎないと今は思っています。
なにをするにも、遅すぎるということはありません。
この本の著者の小林先生は、50代半ばを過ぎてからもなお、30代、またそれを圧倒的に上回る調子のよい体と、冴えわたる頭と、高いパフォーマンスを手に入れることができているそうです。
その秘訣は、”ちょっとした「良い習慣」を続けていくこと”たったこれだけなのです。
この本を読み終えた後に私はすぐ目標を立てました。
たまにサボってしまうこともありますが、そこで投げ出さず、また始めれば良いことだと思っています。
目標があると人生が楽しくなります。良い習慣を積み重ねて人生が少しでも良い方向へと開けていくように今日も1日の中に「良い習慣」を取り入れて過ごしていこうと思います。