-
読むだけで自律神経が整う名医の言葉①
続きを見る
前回は第1章、第2章の内容と感想でしたが今回はその続きで第3章、第4章についてです。
第3章 人間関係のストレスをなくす
自律神経を乱す原因となる「ストレス」
そのストレスを発症する最も大きな原因となるものは「人間関係」です。
第3章ではこの人間関係でストレスを溜めないためにどのような”付き合い方”をしていけばよいかが書かれています。
人とつるんで良いことなどなにもない
これは、全く人とつるまず孤高に生きろ!というわけではなく、つるんで愚痴や悪口を言うようなグループとはつるまない方がいいということです。
そういうネガティブな感情ばかりの空気に浸かっていると、ストレスは逆に増していき、血流が悪くなり交感神経を常に高い状態にします。
つまり、そういう仲間といるだけで健康がどんどん蝕まれていくのです。
そういう人たちはいずれ自分の悪口も言うことでしょうし、そうなればさらに激しい怒りの感情も生まれます。ですのでそういう人間関係とは距離を置いて、お互いに励まし合える、楽しくポジティブに物事を捉えられる人たちと仲良くしましょう。
すぐ断る
「出る必要のない会議、得るものがない上司との飲み会、愚痴だらけのママ友会」など、常に私たちの周りにはイライラする人間関係にあふれています。
自分自身をだましてこれらの関係を続けていても、どんどん自分を追い込むだけで何1つ良いことはありません。
もしそんな誘いがあったときに大事なのは「すぐ」断るということです。
相手を気遣って迷うことは断りにくくするだけですし、もし断ったことでその関係性に簡単にヒビが入るようならば、それだけの関係性だったということで無理して守る価値は全くないということです。
私も断るのが苦手な方でしたがこの章を読み”断る勇気”そして守るべきは”自分の健康と時間”だということに気づかされました。
そしてもし簡単には断れない”上司との飲み会や会議”に出席した場合でも、腹式呼吸を行いながら話を聞くなどして感情を取り乱すことなく、その間、「仕事のアイディアや自分の目標」などを考え自律神経を整えることを意識してその場をやり過ごしましょう。
怒りを「なかったもの」にしてはいけない
怒りの感情が湧いてきたときはそれを否定せず自然なものと捉えることも大事です。
無理に怒りの感情を否定し、なかったことにしようとしてもそれは結局自分の気持ちを一時的に抑えつけているだけで、結局余計にストレスが溜まっていくだけです。
ですのでもし怒りの感情が生まれた場合は、日記などに自分が抱いた感情を正直に書きだしてみることが大事で、そうすることで一歩引いた視点から落ち着いて解決策を見出すこともできるようです。
第4章 自律神経を整える小さな習慣
普段の何気ない習慣が自律神経を良くも悪くもします。
第4章ではこの”習慣”ついておすすめする習慣、止めた方がよい習慣について紹介していますので簡単に解説していきたいと思います。
おすすめする習慣
3行日記
・今日失敗したこと
・今日一番感動したこと
・明日の目標
この3項目を手書きで毎日それぞれ1行書くというものです。
今日失敗したことを書くことは、また同じ失敗を繰り返さないように、失敗に正面から向き合うためです。
今日一番感動したことは、どんなことでも良いので、一日の中で一番心を動かされたことを力強いワンフレーズで記してみましょう。
明日の目標を書くとでやるべきことを事前にインプットできるため、明日への不安や心配がなくなります。
皿洗い
フロリダ州立大学のアダム・ハンフリー博士の研究成果により、皿洗いには著しいストレス解消効果があることが分かりました。
ポイントは、1枚1枚を綺麗に洗い「気持ちを込める」ということです。
空を見上げる
人はあまりに忙しいときや落ち込んだとき、調子が悪いときには背中をまるめ下を向きがちになります。
そこで空を見上げ綺麗な青空や涼やかな雨をなどを眺めることで、気持ちが楽になり、心配事でいっぱいだった心もスーッと晴れていく爽やかな気持ちになります。
上を向くことで気道がまっすぐになり体内に入ってくる酸素も急増するので、全身の細胞の隅々まで酸素と栄養がいき渡り、自律神経のバランスを安定させる効果もあります。
1口の水を飲む
水分不足はイライラや血流を悪くする原因となり、体の様々な不調の原因となります。
そこで水を常に常備しこまめに水を飲むということを推薦しています。
この「1口の水を飲む」という行為が緊張を和らげて自律神経を整えてくれます。
「美味しく」食べる
食事をゆっくりとひと噛みずつ味わいながら食べ、「噛む」という行為に意識を持つこと、食事に集中して向き合うとうことで自律神経のバランスが整い心身が驚くほどスッキリします。
TVやスマホを見ながらの食事はできるだけ控えた方がよさそうです。
体重計に乗る
体重を毎日計測することでその変化から、食生活の乱れや運動不足を素早く察知し対応に取り組むことができます。
急激な体重の増減は、病気の早期発見に役立つのはもちろんのこと、あなたの生活スタイルの変化を客観的に教えてくれます。
「睡眠の日」をつくる
週の半ばに1回ぐっすり眠る「睡眠の日」をつくることで、だらけがちな週後半のパフォーマンスがかなり改善されます。
1日10分の運動
運動をすると副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整います。
すると成長ホルモンが促進され、さらに質の良い睡眠が得られるなど、心身にとって良いサイクルをつくることもできますので、忙しい人は10分でもいいので時間をとってウォーキングやランニングなど運動をすることをおすすめします。
止めた方がよい習慣
朝からスマホ
朝から熱心にスマートフォンを見ることは、交感神経の働きを高くしすぎて一種の興奮状態に変えてしまします。
これでは自律神経のバランスを乱し、せっかくの午前中の生産性の高い時間の効果を低下させるためおすすめできません。
SNS依存
SNSには人への評価や賛辞、愚痴があふれています。
そのような内容を見ているだけでも自律神経は激しく乱れていきます。
見るだけでなく楽しく投稿しているつもりでも、無意識に人の反応や評価を求めているので、期待通りの反応を得られなかったり、意外な反応を目にするたびに自律神経はどんどん乱れていきます。
寝る前の食事やTV
寝る直前まで食事をしたりTVを見たり、パソコンやスマホの画面を眺めていたりしては、交感神経の働きが下がらず、質の良い眠りにとって大切な副交感神経の働きが上がりません。
ですので寝る直前まで画面を眺めることは避け、食事も寝る3時間前には終え、ゆっくりとする時間を確保できるようにしましょう。
以上、おすすめする習慣と止めた方がよい習慣でした。
私もスマホはトイレに行くときも湯船に浸かるときも持ち歩き、時間が空けば常に開いてますね。完全に依存症です。
スマホが今ほど普及してなかった時代はもっと頭を使ってどうやって時間を使うかを考えてた気がしますが、今は何も考えず動画やSNSをぼーっと見てる”思考停止”状態が多くなっているかも。
自律神経にも良くないですしこれからは改善していこうと思います。